多くのヴェルディサポーターは、今年のオフを悲しみと共に過ごしたと思います。
しかし考えてみれば2年前「Jリーグ退会」の間近まで足を踏み入れていたチーム状況を考えれば、緊縮財政だろうと、主力選手が移籍しようと、今チームがあることは本当に幸せなこと。
ご存知の通り、シーチケの売上も思わしくないですし、不安材料を探せばキリが無いですが、シーズンが始まってしまえば、サポーターが出来ることはただひとつ。
「選手とクラブを支えること」です。
開幕戦の相手、松本山雅はJリーグに昇格したてのチーム。
ヴェルディは今年で19年目。
確かにチームのキャリアの差はありますが、ヴェルディも一度なくなりかけた身です。
松本山雅と同じスタートラインに立っているという気持ちで、開幕戦彼らを迎え入れませんか。
しかし、もちろん、昇格は絶対目標。
歓迎はしますけど、松本に勝ち点をあげるつもりはこれっぽっちもございません。
Jリーグが公開している「観戦者調査」を見ると、興味深い事実がわかります。
Jリーグ観戦者調査 2011
上のグラフをご覧のように、ヴェルディサポーターは『ひとり観戦者が多く』『友人・知人をあまり誘わない』傾向にあるようなんです。
数字の話ですし、これが良いことなのか悪いことなのかは置いといて、たくさんいる「ひとり観戦者」が友達や家族を誘い、観戦の輪を広げることで、サポーターの数が増える可能性は存分にあるということだと思います。
何も、クラブの営業に頼って、集客を頑張ってもらうんじゃなくて、自分たちの手で増やせるということです!
もう一つ興味深いのは、シーズンチケット購入者の購入理由。
悲観すべきデータばかりではありませんでした。
ヴェルディは、シーズンチケット購入理由で『クラブに愛着があるから』を選んだ人の割合がJリーグナンバーワンだということ。
ヴェルディのシーチケ購入サポーターは、チームへの揺るぎない愛を持っているんです。
これは、一番大事な武器だと思います。
ただ今まで足りなかったのは、それを外にアピールしていくこと。
「ヴェルディの試合に行けば面白いサッカーが見れるんだよ」「Jリーグのスタジアムって実は凄い面白いんだぜ」ということを、外に伝えて広めていくということを、サポーターひとりひとりが今まで以上に意識していくことが、集客への大きな一歩になると思います。
まとめると・・・
友達や同僚を誘って、果たして本当に来てくれるか。
このミッションが一番の難関ですが、そこはみなさんの熱意次第です。
誘い文句は「巻がいるよ」が効果的ですが、とにかく「ヴェルディのサッカー、J2なのに面白いから一度見に来ない?」ってことで、まずはスタジアムに来てもらいましょう。
自分のヴェルディに対する熱を、そのままストレートに誘い文句にしてみてください。
ここをクリアしたら、残りのミッションは意外と簡単かもしれません。
シーチケのボーナスチケットを早い段階で使ってしまうのも手です。
シーズンのはじめに誘っておけば、もしその試合でヴェルディにハマってくれた場合その後誘える回数も多くなりますからね。
試合前やハーフタイム、是非売店でヴェルディグッズを買ってもらいましょう!
文房具など、安いものでもいいですし、記念になって記憶に残るものを!
理想は、Tシャツやタオル系のグッズを買ってもらえたら最高に嬉しいですね。
とにかく、ヴェルディの試合に行ったことを、物として残しておいてもらいましょう。
ここまでくれば、もうその人がリピーターになってくれる確率はぐんと上がるのでは!?
ここまでくればこっちのものです!
もちろん、ヴェルディが勝って熱狂的な試合にならなければ、なかなかこのミッションはクリアできません。
試合はもちろん、スタジアムの雰囲気も気に入ってもらう事がすごく大事なので、そこは私達が「また来たい!」と思ってもらえるような空気を頑張って作り出さなくてはなりません!
ここまでだいぶエラそうに書いてしまいましたが、言葉で書くのはとても簡単。
しかし実際に行動するのはとても難しい事です。
上で紹介したデータにもある通りヴェルディサポーターは今まで「誘う」という事に奥手になっていたのかもしれません。
まずはダメ元でも『観戦に誘ってみる』と言う事が大事なのかもしれないです。
もちろん今までも、たくさん友達を誘ってきたサポーターもいるだろうし、チラシ配りのボランティアに積極的に参加してきたサポーターもいらっしゃると思います。そういった姿勢を、この機会にヴェルディサポーター全員で持つことが出来ればいいなと思っています。
岡山や清水の数字は、スタジアムの良い雰囲気に比例してますもん。
数字だけが全てではないですが、そうやって地道だけど、ヴェルディサポーターの輪を広げて行くことが、良いスタジアムやファンの増加につながるんじゃないでしょうか。
このミッションは、開幕戦だけではなくて、これからずっと続けていく必要があります。
なので、開幕戦で答えが出なくても、下を向かずに続けていくことが大事だと思っています。
でもまずは開幕戦、我々も盛り上げて
5000人を迎え撃ちましょう!!